ここでは、実際に私が実行しているマイルの貯め方について説明していきます。
難しいテクニック等は必要ありません。ちょっとした工夫によって誰でもマイルを貯めることができます。
マイレージって何?
当ブログをご覧いただいている方はすでにご存じと思いますが、このサイトで言うマイレージとは、航空会社が自社のフライトを利用した場合、その搭乗距離によって特典がもらえるサービスプログラムを言います。
利用するたびにマイルと呼ばれるポイントが付与され、一定のポイントが貯まると無料特典航空券などに交換ができます。
※航空業界では距離を示す単位はマイルです。なぜかわかりませんがキロメートルは使いません。(どうでもいいことですが。。)
JALとANAの差は?
日本の代表的な航空会社といえばJAL(日本航空)とANA(全日空)です。
どちらもマイレージプログラムを持っていますが、マイルの貯めやすさや提携航空会社の多さ、提携航空会社全体がカバーする都市数の多さなどにより、ANAを中心に説明をしていきたいと思います。
マイレージポイント1マイルはいくらの価値があるの?
マイレージプログラムは、航空会社が運営するポイントシステムです。マイルという単位を使いますが、他のポイント(例えば楽天ポイント、Tポイントなど)と比べて価値の差が顕著です。
通常のポイントは、1ポイント=1円の価値で商品と交換したり会計時の割引で利用できます。
しかしながら、マイルの場合最低でも1マイル=2円の価値があり、使い方によっては1マイル=15円以上の価値を持っています。
特に国際線の長距離便の特典航空券と交換する場合に、その価値は高くなります。
例:成田ーロンドンのファーストクラス往復運賃 275万円
マイルを使った場合、時期によって多少の差異はありますが、通常期の場合165,000マイルで搭乗できます。
1マイル当たりの価値を計算すると、
275万円÷165,000マイル=16.7円となります。
このようにマイルは使い方によってはものすごく価値を持った使い方が可能となります。
マイルの価値については、下記記事で説明しています。(クリックすると記事に飛びます)
1マイルはどのくらいの価値になるのか?年間100万円以上の得をする使い方は?
マイルを貯めれば沖縄にも気楽に行けます
ANAの国内線特典航空券は、東京ー沖縄を片道9,000マイルで交換できます。(レギュラーシーズンの場合)
往復で18,000マイル必要ですが、これくらいのマイルを貯めることは特に難しいことはありません。
私は早期定年退職後沖縄に移住しましたが、所用で東京や大阪など国内線を利用するときにはすべて貯まったマイルを使って特典航空券に交換しています。
ここ数年飛行機に乗るのにお金を払っていません。
マイルを貯める第一歩はクレジットカードを使うこと
マイルを貯める第一歩は、マイルが貯まるクレジットカードを作り、現金払いをやめてクレジットカード払いにすることです。
現金払いのデメリット
現在ではクレジットカード払いは一般的になりましたし、海外旅行をする際にはクレジットカードは必須アイテムですが、国内での支払いはまだまだ現金払いをしている方が多いです。
特に、スーパーやコンビニの支払いに現金を使っている方はまだまだ多いです。
しかしながら、現金払いには全くメリットがなく、デメリットしか存在しません。
現金払いではポイントがつかない
マイルが貯まるクレジットカード払いにすると、通常100円=1マイルとなるので、還元率は1%ということになります。
しかし前述したように、マイルを使う時の価値は最大で1マイル=15円以上になるため、還元率は15%以上ということになります。
現金払いの場合、こういった還元が一切得られません。
クレジットカード払いのほうがレジで時間短縮になる
レジで現金払いをすると、お札や小銭を数えたり、おつりを確認したり、結構時間がかかります。
クレジットカード払いであれば、金額の多寡にもよりますが、スーパーやコンビニであればクレジットカードをレジでスキャンするだけでサインレスで利用ができます。
現金をATMで引き出す手間と時間を減らせる
現金払いをする場合には、手元に現金が必要です。
財布に現金が少ない場合にATMで現金を引き出す手間や週末や時間帯によっては、無駄に手数料を取られてしまいます。
特にもったいないと思うのが、週末のATM手数料です。無駄に銀行に儲けさせることはないと思います。
クレジットカード払いにすれば、これらの無駄な時間や手数料を節約することができます。
出納管理が楽である
現金主義の人の中には、クレジットカードだと使った金額が把握できず使いすぎてしまうから現金払いのほうが良いという人もいます。
クレジットカード払いの場合、使用履歴がクレジット会社のウエブページで確認することができ、家計簿ソフト等を活用すれば、自動で使用履歴を取り込んでくれますので、出納管理が楽になります。
インターネットの活用が一般的になった現在では、かえってクレジットカード払いのほうが出納管理が簡単です。
お金を無くすリスク
財布を落としたり、盗まれたりした場合、ほとんどの場合現金は戻ってきません。
クレジットカードの場合、カードを紛失したら利用停止にすることができます。
クレジットカードの不正利用を心配する人もいますが、不正利用された分は支払う必要はありません。
私も海外旅行時のクレジットカードスキミングで不正使用をされたことがありますが、利用履歴を確認して不審な支出がある場合には、すぐにクレジットカード会社に連絡すれば、支払いを停止してくれました。
現金を無くした場合の補償はありませんが、クレジットカードの場合は保証があります。
上記の理由により、私は現金しか使えないお店を除いてはほぼ全ての支払いをクレジットカード払いにしています。
クレジットカード払いができる支払いって思った以上にあります。
スーパ^、コンビニ、飲食店以外にも、税金や公共料金もクレジットカード払いが可能です。
マイルを貯めるにはどのクレジットカードがオススメなのか?
日本国内で発行されるクレジットカードだけでも数百種類は存在します。
ANAマイルを貯める場合にも、ANAと提携したANAカードだけで25種類あります。
普段、出張等で飛行機に乗るかどうかがカード選びの指標となります。
飛行機に乗るなら「ANAアメックスゴールドカード」
飛行機にあまりの乗らないなら「アメックスゴールド」
がオススメです。
アメックスは年会費が高い高級カードというイメージが多いのですが、年会費が高いカードにはそれなりの理由があり、その価値を知って使うと年会費の何倍も得をすることができます。
最近もっと注目しているカードがあります。
「SPGアメックスカード」です。
SPGアメックスカードのメリット
・ホテルの無料アップグレードサービスが受けられる
・貯めたポイントをホテルの無料宿泊ポイントとして利用可能である
旅行をするとき、滞在先のホテルはその旅の価値を決めるポイントの1つとなります。
SPGアメックスカードのメリットを生かせるのであれば、このカードを持つ価値があります。
・更新の度に無料宿泊券がもらえ、高級ホテルに無料で宿泊できる
1泊4万円~5万円するホテルに宿泊できるこの特典だけで、年会費(31,000円+税)以上の価値があります。
・マイルに交換した時の還元率が良い
通常カード利用で貯まるポイントのマイル還元率は1%が基本です。
しかしながら、このSPGアメックスカードは20,000ポイントをマイルに交換する度に+25%のボーナスマイルが貰えます。
すなわち、20,000ポイントをマイルに交換すると、実際は25,000ポイント貰えるのです。(還元率が1.25%に上昇)
クレジットカード利用以外に貯めるにはポイントサイトを活用する
マイルを貯める方法をいろいろ検索すると、ポイントサイトのポイントを活用したマイルを貯める方法が多数出てきます。
ポイントサイトとは、そのサイトに掲載されている案件を実施することによって、そのサイト独自のポイントがもらえます。
貯めたポイントは現金に換えたり、各種ポイントに交換することができます。
ポイントからマイルに交換する方法を調べると、必ず出てくるのが「ソラチカカード」、「ソラチカルート」という言葉です。
「ソラチカカード」は正式名称を「ANA To Me CARD PASMO JCB」と言います。
ANAカード+東京メトロカード+PASMOが一体化したクレジットカードです。
2018年3月までは、ソラチカカードを経由してANAマイルに交換するというルートがゴールデンルートだったのですが、ルール改変により圧倒的なメリットが享受できなくなってしまいました。
ソラチカカードはまだまだ使えます
ルール改変にともなういろいろな意見がネット上で飛び交っています。
結論としては、ソラチカカードはまだまだ使えます。
今後の経由はLINEポイント
これまでは、各ポイントサイトからメトロポイント(ソラチカカード)を経由してANAマイルに還元率90%で交換するのがゴールデンルートでした。
ルール改変後は、LINEポイントを経由することによって81%の還元率でANAマイルに交換できるルートが確立されています。
以前に比べて還元率は低下しているものの、このルートは現時点で還元率が一番高いマイル獲得ルートです。
したがって、ソラチカカードは今でも必須のカードとなります。